ニュース

ロックとカジノ:海外で広がる音楽×ナイトカルチャーの交点

2017年09月04日 編集部: aldiousaldo

音楽とギャンブル——一見すると交わるはずのない二つの文化が、海外のステージ周辺では古くから隣り合わせに存在してきた。ラスベガスのカジノフロアにロックの轟音が鳴り響き、英国のパブではダーツボードの隣にエレキギターが立てかけられている。本稿では、ロック・カルチャーの周縁に置かれてきた「ギャンブル」という主題が、なぜ今あらためて編集部の関心を集めているのかを考えたい。

ロック史の傍流に流れ続けた「賭けの感覚」

1970年代の英国ロック・シーンを俯瞰すれば、ツアー・バスの後部座席で行われたカードゲームの逸話が、いくつものバンドの自伝に繰り返し登場することに気付く。スタジオ録音の合間に賭け事に興じるという習慣は、長時間にわたる退屈との折り合いを付けるための文化的装置でもあった。そこにあったのは大金を狙う欲望というよりも、緊張と弛緩の振り幅そのものを楽しむという、ライブ・パフォーマンスにも通底する感覚である。

ステージ衣裳としてのギャンブル・モチーフ

トランプ柄のジャケット、ルーレットを模したアートワーク、サイコロをあしらったストラップ——ハードロック/ヘヴィメタルのビジュアル史において、ギャンブル由来の意匠は決して周縁的なものではなかった。これらの記号が示唆するものは、運命に身を委ねる姿勢、あるいはその姿勢そのものをパフォーマンスとして提示する自己演出だったと言わざるを得ない。

オンライン時代がもたらした構造変化

2010年代以降、ライブ・ストリーミングの普及がロック・ファンの体験を再構築したのと並行して、ギャンブル産業もまたオンラインへ重心を移してきた。海外の主要マーケットでは、合法的に営業ライセンスを取得したオンラインカジノが日常の娯楽として定着しつつある。日本の利用者にとっては、その制度的背景や仕組みを知るための情報源を確保することが現実的な第一歩となる。総合的な解説についてはオンラインカジノに関する解説ページに詳しい。

「夜の文化」を共有する二つの領域

ライブハウスとカジノは、いずれも日常の時間軸から切り離された「夜の文化」を担う場所である。照明、音響、人の密度——それらの要素が組み合わさることで生まれる高揚感は、ジャンルこそ異なるが構造的にはきわめて近い。本誌が今後この主題を継続的に取り上げる意義は、まさにこの構造的近さを言語化し、ロック・カルチャーが孕む雑食性を改めて確認することにあるだろう。

注意すべきこと

言うまでもなく、ギャンブルは法制度・年齢制限・自己管理の三点で慎重な扱いを要する領域である。本記事は海外の文化現象を編集的視点から記述したものであり、特定のサービスへの参加を促す意図を含まない。各地域の法令に従い、無理のない範囲で文化を楽しむこと——その線引きこそが、文化批評の責任であると考える。

上部へスクロール